紡ぐコトバ

ananの「イガリとコトバ」読んで気持ちが抑えきれなくなったので、あまりにも長文だと読んでてしんどいなと思いまとめる為にブログ書きます。

 

もう3回も「イガリとコトバ」で特集組んでもらってるって衝撃があるんだけど、どれも素敵な文章で特集を組んでくれるananには頭が上がりません。

 

確かvol.1はHiHi Jetsが初めて表紙を飾った2021/12/22号だったよね?その時の文章引用します。長いんで抜粋で。

 

「熱」

人が変革を求めるとき、

冷えて凝り固まった事柄は全て障害となる。

鉄は熱いうちに打て。

目の前にある全てを自身の熱で溶かして初めて、

物事を動かす可能性をその手に得る。

しかし、どこまでクールを気取ろうが、

衝動が薪となり加減も知らず燃え盛る炎は、

心臓から溢れ、身体中を駆け巡った末に、

頂点を睨むこの瞳にだけは映ってしまうのである。

 

この文章を19歳なりたての頃に書く猪狩くんって何なんだ。純粋に言葉が好きなんだろうなと感じる猪狩くんの文章が私は好きです。難しい言葉を使うわけじゃないけど丁寧に美しい日本語で文章を完成させる猪狩くんは小説家に向いてると思う。私的な解釈で言うと、これって五騎当千で発表した「FRONTLINE」にかかってると思う。時期的にもそうだし。ジャニーズとしての先輩たちの壁を越えて頂点に立ってやるという野心が見えるのも良いよね。vol.1はおまけ程度で少し文章を書かせていただいて、それでも猪狩くんが考えた文章が掲載されてる事実がとても嬉しかったのを覚えています。

 

2022/4/13号のイガリとコトバvol.2では「後天性ラッキーマン」というものを書いて、私はそれが1番印象に残ってるかも。猪狩くんの生き方を綴った短編小説。猪狩くんってよく運の話をするんだけど、良運も悪運も自分の力にしてしまうんだから凄い。本人も受け入れることを大切にしてるという話をここでしてくれて、今までのことが腑に落ちました。何かと勘違いされがちな猪狩くんだけど、全て受け入れて自分の経験としてプラスなものに変える力があるからこそのあのキャラクターなのだと感じました。

その後のマキタスポーツさんとの対談もとても面白くて猪狩くんの言葉に対する気持ちとか、人生観について知れたのでイガリとコトバvol.2は満足感でいっぱいでした。1アイドルとして雑誌に掲載されるのも嬉しいけど創作者として扱われているのが最強すぎて泣けました。私はマキタさんが言った「言葉の強度が凄まじい」に激しく同意しました。「言葉に対して相当スケベなんじゃないか」というマキタさんだからこその例えも好きです。対談の感想まで長々と語ったら文字数が意味分からんことになるのでやめますが気が向いたら探して読んでみてね〜。

 

やっとvol.3です。1と2も分けてブログ書けばよかったってくらい話止まらん。すみません。2023/10/11号のイガリとコトバvol.3は2と違ってアイドルに重きを置いたもので新鮮で面白かったです。今までソロのラップは沢山出してきたけど8.8で披露したもの(猪狩蒼弥「夜明けて昼」|ジャニーズJr.公式サイト)以外は本人からの解説はほぼなかったのでananにどれほど感謝すればいいのか未だに分かりません。「東京極楽」は今までの集大成のソロ曲だなと思って本人からの解説が詳しく聞けて感動しました。猪狩くんってライム重視のラップをして聞いてて気持ち良いんだけど本人もしっかりそれを意識していたのが今回知れて1番満足した。

自分を愛せない人生なんて悲しいよ

派手な髪の毛噂なんて I don't care

俺を見な?楽しめれば丸儲け

本人曰く、「自分を愛せない人生なんて悲しいよ」が1番言いたいことで、自分にも言い聞かせてる言葉らしいです。私はその後の2文も含めて好きで猪狩くんの人生観が現れてると感じます。私は東京育ちの人間ではないので全てを理解することは出来ませんが、東京って地元を背負ってラップをする猪狩くんは最高にロックでした。東京って色んな感情が渦巻いた街なんだ。最後の「GOKU-RAKU」の繰り返しの部分で、センステからメンステにゆっくり歩く猪狩くんが今でも鮮明に思い出せるほどあの瞬間は鳥肌が止まりませんでした。早く城ホでBOOOOOST!!終えたいな。「東京極楽はずっと温めていて3都市以上回るこの公演でやっと出せた」と言っていたので早く大阪でも披露して満足いく形で終わらせたいです。

vol.3で猪狩くんにとっての言葉の概念、アイドルがラップをするという行為についての気持ちが示されたような気がして何だかほっとしました。猪狩くんのラップはアイドルとしては珍しく力強いリリックで作られているものだと感じていたので、もし、これから先それが認められなくなってしまった時、したいものが出来なくなった時どうするのか少し不安でした。でも、先輩の櫻井くんにアドバイスを貰って猪狩くんなりの指標が出来ていればいいな。「言葉を人を傷つける武器にしない」ってのが猪狩くんらしくてグッときました。SNSで猪狩くんに対する批難の声も見かけるけど、猪狩くんは批判はしても批難をしないのが大人だなと思うし、私たちも見習わなければいけない姿勢なんだよね。言葉を大切にしている猪狩くんだからこそ出来る考え方で素敵だね。

 

ananでイガリとコトバの特集を組んでもらう回数を重ねるにつれてどんどん写真も文章の量も増えてて感動してます。vol.1は文字は少なくて、vol.2では文字が沢山で写真はそこまで無かったけど、今回のvol.3は写真も文章も沢山掲載されてて猪狩くんの成長に感動しました。どんどん世間に認められていっていて嬉しいね。今回最後のページに「Next is…?」と書かれていたのでvol.4が来るかもと楽しみにしてます。ananさん本当にありがとう。